
9月の3連休は、宮崎県の高千穂へ。標高1200mのキャンプ場で連泊し、高千穂観光&祖母山系の山行を堪能する。
宮崎と言えば、海と南国リゾート的な印象が強かったりするが、大分県と熊本県がすぐ隣接する宮崎県北部は山深く、全国的にも有名な、いわゆる「パワースポット」なる場所が点在する、古い歴史の神話の里だ。
なんだかんだ準備をしていたら、結局2時間しか寝られなかった。前日の起床時間も早かったため、ほんのり徹夜明け気分な状態。ほわ~んとした頭の中、早朝出発。
高速を走り、基山SAで朝食を買う。本日も早朝にもかかわらずの混雑ぶり。
熊本ICで下りて国道57号を走り、南阿蘇経由で宮崎県の高千穂へ向かう。
高千穂へ行くには、 高速を下りてからが結構長い。阿蘇の高森から国道325号線にある寧静(ねいせい)ループ橋を通って高千穂へ到着。まずは、高千穂峡へと向かう。
シーズン中は大変込み合う、パワースポットとしても人気の高千穂峡。本日も連休初日ということもあり午前中からすでに人は多いが、高千穂峡の近くの駐車場に車を停めることができた。
私は過去に数回訪れたことがあるのだが、でも今回はかなり久しぶり。
この渓谷は、太古の昔の阿蘇の火山活動のときに噴出した溶岩流が五ヶ瀬川にそって帯状に流れだし、急激に冷却したために出来た侵食谷だという。この渓谷には高さ約17mの「真名井の滝」があり、貸しボートに乗って滝壺の近くまで行くことができる。
(左)太古の昔の阿蘇火山活動によってできた高千穂峡。(右)高千穂峡遊覧ボート。
ボートには昔乗ったことがあるので私としては今回は乗る予定ではなかったのだが、相方さんはこの場所を訪れたのが初めてのため乗る気満々。しかもボート代をおごってくれるというわけで(ラッキー)、久しぶりに乗ることとなった。受付に行くと、すでに50分待ち。待ち時間は高千穂峡周辺を散策する。

(左上)おのころ池。(左下)水面から見る高千穂峡。(右)真名井の滝。
ボート乗り場から五ヶ瀬川沿いの遊歩道を歩く。観光客で大変賑わっている。
右手に「おのころ池」があらわれる。高千穂神社の春祭りでは御神幸のおみこしがこの池を三度まわって禊(みそぎ)をするそうな。鯉がウジャウジャ泳いでいた。
しばらく遊歩道を歩いたところで引き返す。人が多いし蒸し暑いし...で散策をやめて気持ちの良い木陰でまったりしながらボートの時間を待っていると、あっという間にボートの時間。水面からの渓谷の景色を楽しむ。
真名井の滝の滝壷に近づけるのだが、昔はなかったロープが滝壺近くに張られて側には近づけなくなっていた。今年の3月に落石事故があり、しばらく休止していた高千穂峡のボート。どうやらその影響のようだが。ロープによって狭まった川幅の影響もあるのか、ボートは水面で少々混雑気味な印象。
高千穂峡の後は、高千穂神社へ。私は初めて訪れる。
「続日本後記」という平安時代に成立された歴史書にも高千穂神社の記述があるほど、古い歴史を持つ神社だ。
その「続日本後記」などの記載によれば、日向国最高位の神階を授かっているらしい。
平安時代末期には高千穂庄18郷88社の総社として、農産業・厄祓・縁結びの神として広く信仰を集めたそうな。
(左)古い歴史を持つ高千穂神社の拝殿。意外とこじんまり。(右)しめ縄が巻かれた樹齢800年の秩父杉。

(左上)真っ直ぐ伸びる杉に囲まれた境内。(左下)近づいて見るとかなり大きい杉の幹。(右上)天へと伸びる、神様への目印。(下中)国指定重要文化財である本殿。彫刻が見事。(右下)雰囲気のある灯り。
境内で目を引くのが杉の巨木。スーっと見事に真っ直ぐ空へと伸びる姿は遠目では華奢なように見えるが、これが近くで見るとかなり大きい。真っ直ぐ伸びた杉がたくさん見られるのは、天上界から降りてくる神様の目印になるといわれているためらしい。
源頼朝の代参・畠山重忠手植えの「秩父杉」もあり、こちらは樹齢800年にもなるという。その他、2本の杉の幹がくっつている「夫婦杉」なども見ることができる。
国指定重要文化財である本殿には、見事な彫刻が施されている。高千穂神社の主祭神である三毛入野命などが彫られ、細部までの装飾が素晴らしい。
歴史が古いのにも関わらず意外とこじんまりしていた高千穂神社。だけど高く伸びる杉に囲まれたこの空間はなかなか居心地が良かった。
今回連泊するキャンプ地、「四季見原すこやかの森キャンプ場」のチェックインは15時。寝不足だし、早くキャンプ地でまったりしたいな~という気分だけどまだ時間があるので、キャンプ地近くにある「竜ヶ岩の滝」へ向かうことに。
キャンプ地は標高1200m、向かっている滝も標高の高い所に位置する。落石の多い細い山道を車で走っていっきに標高を上げると、竜ヶ岩の滝へと続く遊歩道の入口に到着。すぐ側に車を停め、原生林のへ。
観光地から一変して、気分はワクワクの山歩き。気持ちの良い木々の中を歩く。
(左)竜ヶ岩の滝へと続く遊歩道の階段。(右)気持ちの良い原生林の中、沢沿いを歩く。

竜ヶ岩の滝で涼む。
上野川上流、親父山林道沿いに位置する、竜ヶ岩の滝へ到着。
あぁ~、涼しい。空気も清々しい。
まわりは大好きな原生林に囲まれ、水を得た魚のように生き返る~。
おかげで眠気も吹っ飛んだ(笑)。
ダイナミックに流れる水の音と木々のザワメキの中、貸切の竜ヶ岩の滝をしばし堪能。泳いでみたいけど、もうさすがに寒そう。 紅葉の時期にも素敵な景色が見られそうな場所だ。
石伝いに歩いて右の方へ移動する。
すると自分が今、この滝のすべてを見ていないことに遅ればせながら気づくのだった。

(左)二段構えの滝だという事に後から気づく。(右上)気持ちの良い原生林の屋根。(右下)冷たい水でちょこっと水遊び。
石や岩伝いに右へ移動すると、なんと、今まで見ていた滝の上に更に滝があるじゃないですか~!
この滝、二段構えの滝だったんだね。気づくのが遅かったものだから、かなり驚いてしまった。
冷たい水に足を浸して遊んだりしながら、気持ちの良い空間を存分に堪能する。
そろそろキャンプ場のチェックインの時間となるので、滝を後にして標高1200メートルにあるキャンプ場へと車を走らせる。
受付を済ませ、テントを張る場所を物色。今回は1泊1張1,000円のフリーテントサイト。テント類を移動させない連泊なので、今回は久しぶりに大きくて快適なリビングシェルを設営する。シェル内にMSRのハバハバインナーテントをINする。
なるべく高くて見晴らしの良い場所に張りたいな~と場所を探すが、高い場所には大きなリビングシェルを設営できるようなスペースがなく、なんとか見つけたスペースに、横幅ギリギリでなんとか設営。
(左)キャンプ場へと標高を上げる。(右)ギリギリのスペースになんとかリビングシェル設営。
(左)黄金虫あらわる。(右)フリーサイトのできるだけ高い位置にテント設営。開放感がたまらない。
標高1,200mからの眺めは霞んでいてよく見えないけど、この開放感はとても心地良い。
フリーテントサイトは基本的に車を横付けできないので、荷物を運ぶのに高い位置にテントを張ると大変だ。それもあってか、高い位置にはキャンパーはほとんどおらず(区画オートサイトは人気のようでキャンパー多し)、とても静か。今回、テント類はフリーテントサイト内を走る傾斜の細いコンクリート道を使って車で荷物を上げた。荷物を運びあげた後は、再び駐車場へと車を戻す。先日、思いっきり車検をした軽四駆がさっそく力を発揮してくれたのだった。
さっそくビールをプシュ!寝不足による眠気と開放的な景色とでしばしマッタリ。この心地良さ、最高~。
夜ごはんは、やっぱり毎回定番の手抜き炭火焼き焼き。簡単でおいしくて、これも最高~。

(左)山並みシルエットと夕日。(中)日が沈むオートキャンプサイトの風景。(右)いろんな角度から夕日を。
日が暮れゆく四季見原からの風景を堪能する。ちょっと辺りを散策しつつ、いろんな場所から夕日を見てみる。
夕日に照らされるススキの姿は、すっかり秋の風景。今年の夏はもう終わったんだ~とちょっとしみじみ。
遠く風景は霞んでいるけど、オレンジ色の空とうっすら見える山並みのシルエット、そしてまん丸い夕日がとても印象的。
明日はキャンプ場近くの親父岳登山口から、親父岳・障子岳・天狗岩・祖母山をピストン縦走する。
祖母山系はひたすら続く急登が盛りだくさんのなかなかハードなお山。明日に備え、今日は早めの就寝。
ここは雲海を見ることができる標高1,200mのキャンプ場。明日早朝、出発前に雲海が見られるといいな。
ランドブリーズ・リビングシェル“シールド” 2000年に発売されたリビングシェルは季節を問わず、フィールドに快適空間を演出するシェルターとして今や定番。 |
自立式で超軽量の2人用のテント。ハバ独自のポールのデザインは強度があり、取扱が簡単。 |
NASAのアポロ計画用に開発された超断熱材を使用。テントの中や下に敷いたり、レジャーシートとしての使用も。緊急用のフランケットとしても活躍。 |
タイトロープ 余計なものをすべて削ぎ落とし、流線の美しさのみを追及したミニマムデザイン。かけやすくスタンダードな形状。 |
焚火台 S 1~2人で焚火や炭火料理を楽しむには十分なサイズ。収納もコンパクトで使いやすい。 |
エクスプローラー LEDランタン 目に優しい暖色LED搭載モデル。夜のサイトを照らすのに十分な、お手軽なランタン。 |
スポット(パール) 高機能なバッテリーケース一体型ヘッドランプ。ダブルパワーLED×1+シングルパワーLED×3搭載。ご来光登山には欠かせない光量。 |
テーブルトップバーナー US-D キャンプシーンで頼れる炎。総重量10kg以上のダッチオーブンを載せてもビクともしないゴトクスタンドと、抜群の遮熱性と熱反射効果を発揮する直径20cmのステンレス製汁受けを装備したシングルバーナー。 |
3人用 ボー(弓状)フレーム構造のポールで、広い室内と強度を両立。クリスタルメッシュの天井からは、星を眺められるだけではなく通気性も最高。 |
エルボールーム 3人用 MSRのフリースタンド式テントの中では一番広い空間のあるテント。高い収納性と換気性能で、前室からは悪天候下でも景色を楽しむことが出来る。 |