
8月の終わり。まだまだ残暑が厳しいので、北の大地「北海道」に行きたいと夢が膨らみ、「青春18きっぷで、いざ北海道!」と無謀にも下調べに取り掛かってみるものの、当然時間的に無理なわけで、8月最後の週末は「鉄道」繋がりで南阿蘇のトロッコ列車に乗ってきた。その他、この地域ならではの豊富な湧水や阿蘇山をドライブしたりと夏の南阿蘇を満喫した。
午前中の南阿蘇トロッコ列車に乗るために早めの出発。高速を走り熊本ICで下りるが、朝から国道57号はいつもの渋滞。のろのろと車を走らせ、南阿蘇鉄道にある「高森駅」へ向かう。
空は雲が多い。風もちょっと強め。どうやら近くに台風がいるらしい。ほんの少し、パラパラっと雨も降る。
高森駅に到着。予約はしていなかったので当日券を購入。駅はガランとしていた。「あれ、今日はトロッコ貸し切り~?」と思ったのも束の間、次第にお客さんで駅は賑やかになっていった。
トロッコ列車は昔一人旅をした時に乗って以来の久しぶり。私、鉄道好きの「鉄ちゃん」ではないのだけれど、小さい時から車とか電車とかの車窓からボケーっと移りゆく景色をただ眺めるのが好きなのだ。窓が開けられて風に当たれる乗り物は更に好き。このトロッコの客車は開放的な窓なしで南阿蘇の風を感じることができる。

(左)高森駅。ここから出発。(右)トロッコ列車があらわれた。
(左)トロッコ列車に乗り込む。(右)本日、風強め。だけど気持ちいい。
列車に乗り込み、出発。ガタンゴトンと心地よい音を立てて南阿蘇を走る。風は強めだけど、夏の暑さを癒してくれる。終点の立野駅の手前には「第一白川橋梁」という川の流れる谷に架かる高度感たっぷりの鉄橋があるのだが、今日は台風接近で強風のため、橋を通過できない場合もあるのだそう。その場合、バックで駅まで戻るのだそうだ。朝の試運転の時には強風で橋を通過できず、しばらく待ったのだとか。怖っ。
右手には高岳(1592.3m)、中岳(1506m)、根子岳(1408m)、烏帽子岳(1337.2m)、杵島岳(1270m)といった山々が連なる阿蘇五岳が広がる。
「阿蘇の涅槃像」とも呼ばれ、ギザギザの根子岳がお釈迦様の顔にあたり、仰向けに寝ている姿に見える。しかし今日の根子岳のてっぺんは雲の中。見ることができなかった。
この涅槃像、ぜひ雲海と共に遠くから見てみたい。
車窓から阿蘇五岳が広がる。

(左上)鉄道から見下ろす寺坂水源。(右上)日本一駅名の長い駅。(左下)阿蘇下田城ふれあい温泉駅。その名の通り温泉あり。(右下)川沿いを走る。
トロッコ列車は「寺坂水源」の上を走る。見下ろすと透明なきれいな水が溜まる水源が。ここ南阿蘇では毎分60トンもの水が湧き出ている「白川水源」が有名だが、その他にも各地に多くの水源がある。トロッコで通過する駅に「南阿蘇水の生まれる里白水高原駅」という日本一長い駅名の駅があるのだが、その長い駅名が示すとおり、たくさんの水が生まれる。きれいな水を生み出せる自然ってすごいね。
第一白川橋梁。稀に強風で通過できないことも。
さて、トロッコ列車は「第一白川橋梁」に差し掛かる。橋には信号があり、風速20mを超えると赤になって渡れないらしい。
強風にあおられ、橋からコロンと列車が落ちるのをついつい想像してしまった。
しかしそんな心配もよそに、通過しても大丈夫なようで、トロッコ列車は橋をゆっくりと走り出す。
橋の真ん中あたりで停車。トロッコから覗く眼下には、白川が流れる深い峡谷が。ずっと見ていたらなんだか吸い込まれそうだ。谷への道はないので、ほとんど人が入ることのない渓谷だ。
車掌さん曰く、ここ最近はないけれど、昔は鉄橋に靴とか荷物が置かれてあって、なんだろうと渓谷を覗くと人らしきものが横たわっていた…なんて事もあったそうで。
また、このあたりは北向山原生林がうっそうと生い茂る。原生林好きにはたまらない。
(左)トロッコ列車は「第一白川橋梁」に差し掛かる。(右)眼下には深い渓谷が。
(左)高森、立野間を走るトロッコ列車。(右)立野間に到着。ここから普通列車で折り返して高森へ。
橋をまたもうひとつ渡ると、終点の立野に到着。下車するとけっこう蒸し暑い。さっきまでの車窓からの風がすでに懐かしい。
戻りは普通列車で高森まで戻る。しばらく待つと列車がやってきたので乗り込む。揺れが心地よく、駅に着くまで眠ってしまっていた。
あか牛ロードの看板が立つ、山の洋食屋 フレールさん。
トロッコ列車に乗った後はお腹もすいてきたのでお昼にすることに。
南阿蘇には県道28号線を中心とした「あか牛ロード」という名の新名所があり、その道の各所では「南阿蘇のあか牛」を使った料理を頂くことができるのだ。各加盟店の玄関には、「あか牛ロード」と書かれた牛のイラストの赤い看板が立っているの。
今日はハンバーグを食べるべく、「山の洋食屋 フレール」さんへ。
(左)お店のある場所からは広大な阿蘇の風景が広がる。(右)店内からも開放的な風景が。
満席ということで、しばし外で待つ。暑い…。お店からは広大な阿蘇の風景が広がる。夏だなぁ~。でも、もうすぐ夏も終わりか~って考えるとなんだかしみじみ。でも最近、残暑で少々バテ気味なので早く涼しくなって欲しい気持ちもあったりして、なんだか複雑。
ずっと景色を眺めていると、ここに家を建てたくなってきたぞ。(笑)
しばらく待つと名前を呼ばれたので店内へ。あか牛のハンバーグセットを注文。ライス、スープ、コーヒーが付いてくる。
お久しぶりの洋食にワクワク。まずは地元の野菜を使ったベビーリーフのサラダが運ばれきて、その次はスープ。そしてあか牛100%のハンバーグがやってくる。お肉はすぐパラパラっと崩れるほど柔らかくて、とてもシンプルなハンバーグ。最後にアイスコーヒーでまったりする。
周りのテーブルを見回すと、本日のランチであるチキンを食べている人がけっこういて、そっちも食べてみたくなった。
(左)ベビーリーフのサラダ。(右)あか牛のハンバーグ。
南阿蘇と言えば、「白川水源」という毎分60トンもの水が湧き出る代表的な水源があることで有名だが、ここ白水村は「水が生まれる里」と名づけられるだけあって、その他たくさんの水源が存在する。
というわけで昼食後は、まだまだ暑いので涼を求めるのも兼ねて、湧水めぐりをすることに。
車を置いて歩いて回ろうと試みたが、なかなかの暑さにすぐさま断念し、車で回る。親切にも各水源には小さいながらも駐車場があるのだ。

たくさんの水が生まれる、南阿蘇。すごいね。
まずは、さっき乗ったトロッコから見ることができた「寺坂水源」へ。水源の真上に南阿蘇鉄道が走る。ここは毎分約5トンの水が湧いており、また初夏には蛍の姿が見られるという。
水の底からプクプクと湧く水。阿蘇の山々を見ながらこの水が湧く仕組みを想像しようとするも、広大すぎて頭に収まらない感じ(笑)すごいね、この自然のシステム。
透明でキレイな水を見ていると、なんだか心が洗われそうだ。ついでに私の心の黒い部分も一緒にキレイにしてくださいな(笑)

(左)毎分約5トンの寺坂水源。(右上)プクプクと湧く水。(右下)生活用水としても利用。

(左上)湧沢津水源。(左下)池の川水源。(右)川地後水源。
お次は「湧沢津水源」へ。水源のすぐ側には水遊びができる場所があり、そこでブラックとレバーの毛色の2頭のフラットコーテッドレトリバーが楽しそうに水遊びしていた。数年前に死んでしまった愛犬アルクも水遊びが超~大好きで、よく川や海で泳いだりカヤックで遊んでいた。そんなことを思い出しながらナデナデさせてもらう。やっぱりフラットはかわいいなぁ。
その後は、「池の川水源」、「川地後水源」をめぐる。
最後は「塩井社水源」へ。ここは塩井神社の境内に湧き出る水源。木々に覆われ、とても静かな場所。
今回めぐった水源の中では、一番のお気に入り水源。蒸し暑い日中にもかかわらず、ここはひんやりとした空気が流れる。水を触ってみると、とても冷たい。

(左)塩井社水源。(右上)水源に訪れる人々。(右下)水はとても冷たい。
南阿蘇の水源をめぐった後は、阿蘇山へドライブ。車で高度を上げると、眼下には小さくなった南阿蘇と広がる田んぼの風景。そして南外輪山も見渡せるようになる。日が傾きはじめ、光の具合がとても良い感じ。
阿蘇の牧草地には、緑のじゅうたんの上に牛の姿が点々と。ほのぼの~とした阿蘇の風景が広がる。が、台風の影響か風がものすごく強い。車のドアの開け閉めも一苦労なくらい。様々な形の雲もあっという間に青空を流れていく。
ほのぼのとした阿蘇の風景。しかし、強風が吹き荒れる。


(上)阿蘇の外輪山と流れる雲。(左上)広がる緑のじゅうたん。(右上)強風と青空。(左下)草千里ヶ浜と烏帽子岳。(右下)米塚。
どうやら、この強風により山頂の阿蘇山ロープウェーも動いていない様子。草千里ヶ浜に車を停める。まるで嵐の前触れのような空が広がる。だけどナンデでしょ?こういう空を見るとワクワクするのだ。
しかし、標高が高くなると風は強烈。車から出ようとドアを開けた瞬間、かぶっていた帽子がふっ飛んだ。突風の中、なんとか帽子を捕獲。はぁ~、よかった。
今日は阿蘇の火山活動も活発のようで、モクモクと煙が。それを見ながら車で山を下り、お久しぶりの阿蘇ファームランドへ立ち寄る。お目当ては「カマンベールチーズソフト」。チーズの濃厚さとしょっぱさがクセになるソフトクリームで、だいたい阿蘇を訪れたら食べるのだが、それを楽しみにお店にむかったら、なんと売っていなかった。何故なくなったんでしょ?好きだったのに…(泣)
しぶしぶ普通のソフトクリームといきなりだんごを買って、渋滞の国道57号へ。
今年はきっと最後になるであろう夏風景を堪能した旅だった。
(左)煙の上がる火口。(右)いきなりだんご、紫芋バージョン。
「トロッコ列車と湧水と山、夏の南阿蘇へ」終わり
(シートゥサミット) ウルトラシルデイパック 素材は30Dシリコンコーデュラナイロンの20Lデイパック。わずか約68gと驚きの軽量&コンパクト! |
ライトウェイトトラベルパック 27L 非常に軽量で丈夫、耐久性撥水加工済みの軽量パック。366g。ウエストベルトが荷重を分配して肩への負担を軽減。小さく収納可。 |
ウエストバッグ ヒップパック ハイキングや旅行に重宝するヒップパック。リサイクル素材を使ってすっきりとしたデザイン。お尻に吸い付くようなフィット感。 |
カラーボトル 広口 0.5L 飲み口が広口なので飲料も氷も入れやすい、ナルゲンのスタンダードなボトル。常備食や調味料、保存食などの収納にも。 |
50%OFF 定番にして一番の人気を誇り、クロックスファンにはお馴染みのbeach(ビーチ)。 トップのホールは空気を通し、暑い季節でも足を涼しく保つ。 |