
今年のGWは屋久島へ。2001年のGWの時に行って以来、9年ぶりとなる。季節はまた同じ春の屋久島。今回は宮之浦岳をはじめとする奥岳を縦走する。
屋久島滞在期間は4泊5日。内、はじめの2泊3日が縦走期間で残りはレンタカーで島を一周ドライブしながら観光する予定で山に入ったのだが、
旅につきもののハプニングにより縦走期間は3泊4日に変更し、ドライブはなし。でもそんなハプニングのおかげで、素晴らしい時間を奥岳で過ごすことができた。
また、今回も前回同様に晴れの天気に恵まれ、一滴の雨も降らず。屋久島としてはとても珍しいお天気での縦走となった。
[1日目のルート]
フェリーで屋久島入り → 紀元杉 → 淀川登山口 → 淀川小屋テント泊
今回の屋久島縦走は、淀川登山口より入山し、黒味岳(1,831m)・宮之浦岳(1,936m)・永田岳(1,866m)のピークを踏んで縄文杉へ。そして辻峠を通って白谷雲水峡へと下山する2泊3日(のち、3泊4日に変更となる)のコース。
ひとつ心配なのは登山者数。2泊目は「新高塚小屋」泊の予定なのだが、さてさて、この宿泊客がたくさん集まる小屋にテントを設営することができるかどうかというところ。「新高塚小屋」ではなく「鹿ノ沢小屋」ではどうかと計画してみたが、「鹿ノ沢小屋」からの最終日は下山後の最終バスに間に合わせるためには早朝からの早歩きが必須になるので、うーん、どうしよう。それとも岩屋泊か・・・。
行ってみないとわからないので、とりあえず計画では「新高塚小屋」泊にしておく。

(上)早朝の鹿児島本港南埠頭。(下)7:00発、ピンクの屋久島丸。
5月1日に日付が変わった深夜1:30過ぎに家を出発。福岡から鹿児島まで九州自動車道をひた走り南下。やはりGW、毎度のことながらどこのパーキングも仮眠や休憩の車で駐車場は満杯だ。
福岡から鹿児島まで、走行距離は280km強。時間にして3時間半ほど。高速は片道1,000円。そして今回は高速船よりも格安なピンク塗装のフェリー「屋久島丸」で屋久島へ上陸する。当初の計画では車もフェリーで運ぶべく予約していたのだが、屋久島では実質丸1日も車を使わないので、埠頭のパーキングに車を停めて人だけ乗船し、レンタカーを予約する方が安くなるので変更した。
人気の屋久島だが、九州に住んでいると高速料金1,000円の恩恵も受け、かなり格安&短時間で屋久島に行けてしまうことを再実感。九州外から屋久島へ入るとなると、飛行機代や時間の問題などでなかなかこうはいかないだろう。屋久島へ行くには九州に住んでいてラッキーだ。
7:00発の「屋久島丸」に乗船する。2001年に屋久島に行ったときには確か見かけなかったピンクの屋久島丸。しかし、何故ピンクなのだろー?(笑)屋久島へ行くもうひとつのフェリー「屋久島2」もかなり古いようだけど、話によると「屋久島丸」も更に古いんだとか?ピンクに塗ってリフレッシュ??
朝日が昇る桜島を見ながら、九州本土とはしばしの別れ。

早朝の桜島。九州本土とはしばしの別れ。

洋上のアルプス、屋久島の山々が見えてきた。島には1,000mを超える山が40峰以上ある。
航路の中ほどで波が少しあったようで多少揺れたが、(実は私、船はそんなに得意ではなくて…。)仮眠したり種子島などを眺めたりして過ごす。ほんの一瞬だが、イルカも見ることができた。
4時間ほどで海に浮かぶ屋久島が見えてきた。久々の屋久島。
周囲約132kmの島には、1,000mを超える山が40峰以上、その内1,600mを超える山が11峰。まさしく洋上のアルプス。
しかし屋久島は火山島ではない。数千年前のユーラシアプレートの影響により隆起し、一千年単位で70~80センチものかなり速いスピードで上昇してきたと言われている。そして最近十万年では、地殻内部に軽い物質が存在し、その浮力によって隆起していると言われているそうだが。うーん、不思議な島。

(上)フェリーを下船して歩く。ザックの重さがなかなか…。(下)バスの時間までお弁当でお昼タイム。
宮之浦港にフェリー着。60Lのなかなか重いザックを背負って歩く。まだ食糧なども満タンなので重い、重い。歩きながら、下山時にはだいぶ軽くなってることを想像してみる。
紀元杉行きのバスは宮之浦港から12:40発。まだ時間があるので、それまでお昼タイム。宮之浦港近くのスーパー「ヤクデン」でお弁当を買ってきてお昼にする。
宮之浦港周辺には、下船したばかりのザックを背負った登山者がちらほら。お昼を食べたり、バスを待っていたり、観光案内所に居たり。もっとザックを背負った人達がぐわぁーっといるのかなーと想像していたが、宮之浦港はフェリーから下船した後は思っていたよりもすっきり静かだった。

推定樹齢3,000年と言われている紀元杉と。
12:40、紀元杉行きのバスがやってきた。待っていた人達も乗り込むが、バス内はまださほど込み合っていない。
しかし、空港前・安房と停車していくと大きなザックと一緒に人が乗り込み、バスは満員に。このバスは紀元杉行き最終なので、なんとか待っている人が乗れるように、床に置いていたザックを座っている膝上で抱きしめ、ヤクスギランドあたりからは山道を走るので転がらないようにザックを抱える。
重いザックに押しつぶされるのと、バスが揺れるのとで少々気分が悪くなりながらも、予定よりも遅れて2時間弱、なんとか耐え凌いで紀元杉のバス亭に到着。ふぅー。
バス停から少し歩いて戻り、まずは紀元杉に会いに行くことに。
推定樹齢3,000年と言われている大きな老杉。
標高1,230m・樹高19.5m・周囲8.1m。
デコボコした幹がとても印象的で、たくさんの植物が着生している。
3,000年もずっと同じ場所にいる。すごいね。

水の豊富な屋久島。生い茂る木々。
紀元杉を鑑賞した後は、まずは淀川登山口までコンコリート道を歩く。横に目をやると、どこかしこにも水が流れており、水の豊富な島だと再実感する。木々も広葉樹や針葉樹、点在する大きな杉など、屋久島の山らしくなってきた。

淀川登山口。ここで登山届を投函する。
紀元杉から歩いてほどなく、淀川登山口に到着。小さな駐車場は満車で、その周辺の道路脇にも車が停められている。本日の宿泊地、淀川小屋も一杯かな。
家でプリントアウトして記入した登山届をポストに投函し、淀川小屋まで約50分のトレッキング開始。

(左)登山口から樹林帯の中を歩く。(中)ツルっとした赤褐色のヒメシャラ発見。(右)ヒメシャラの根基。
登山口から樹林帯の中を歩く。先ほどのコンクリ道と打って変わって、すっかり深い山の中。様々な木々と出会う。
スーっと高く伸びる針葉樹の杉の木や、数の多い針葉樹の中で生きている数少ない落葉樹のひとつ、ヒメシャラ。ツルっとした赤褐色の幹肌がとても印象的で、小さな白い花を咲かせる。
登山道には水が流れる箇所も。一体どこから流れ、どこへ流れて行くのだろか、とふと考えてみる。
濃い樹林帯の空気の中、おもしろい形の木々などを鑑賞しつつ、進んで行く。

(左)不思議な形の樹。(右)登山道に水が流れる。
樹林帯の中を歩くと、木々の間から色とりどりのテントが見えてきた。淀川小屋に到着だ。
時刻は夕刻前。多くの登山者で賑わっている。小屋の横の樹林帯の中には、すでにたくさんのテントが設営されている。その中からテントが張れそうな場所を探し、さっそく設営。地面は落ちた杉の枯れ葉がなどが敷き詰められ、天然のクッション性はなかなか。ジメッとしているかなと思いきや、意外とカラっとしている木々の中。

登山者で賑わう淀川小屋。

透明度の高い淀川の清流と波紋。
テントを設営後、小屋の横を流れる淀川の清流へ。時間も水も静かに流れる淀川の夕刻。
夏はちゃぷちゃぷと水遊びしたら気持ち良さそうだな。
飲み水はここから小屋を挟んだ反対側付近の沢で確保できる。水の豊富な屋久島は、いたる所で水が確保できるので有難い。
きれいだと言われる屋久島の水は浄水しなくても飲めるし、多くの人がそうしている。しかし私は念のため浄水器で浄水することにしている。ひとつは、きれいと言えど、近年の屋久島の山々への人の出入りはとても多いからだ。特に人の多い新高塚小屋の水は知る人は飲まないという話を伺った事もある。そしてどこの山の水でも言えることだが、様々な動物も暮らしているので大腸菌などの心配は付きもの。いつもきれいな水しか摂取していない弱いお腹の現代人にとって、山中でのせっかくの楽しいひと時でお腹を壊すのはイタイ…。私自身、そんなにお腹は強くないもので、楽しい時間を過ごすためにちょっとした浄水のひと手間を加えている。
水も準備して夕食にする。
メインは、おいしいと評判のアマノフーズの「瞬間美食 香るチキンカレー」。お湯を注いで10秒で出来上がったとは思えないほどの仕上がりの本格的な味のカレー。
相方が担いで運んだビールという名のチビ発泡酒と一緒に、暮れゆく屋久島の森で味わう。
日が沈むと気温は下がった。ストーブで温めたホット赤ワインとつまみでチビチビとやったら、寒いのでテントの中へ。
明日は3時頃起床予定。たくさんの距離を歩くので早々と就寝。

(左)夕食はおいしいと評判の「瞬間美食フリーズドライカレー」。(右)日が暮れていく淀川小屋とハバハバHP。
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瞬間美食 香るチキンカレー 美味しいと評判!チキンバージョン。10秒でこの味、この香り!お湯を注いで約10秒で出来上がり! |
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瞬間美食 香る野菜カレー 美味しいと評判!野菜バージョン。10秒でこの味、この香り!お湯を注いで約10秒で出来上がり! |
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