
6月に入り、くじゅうのミヤマキリシマが見頃を迎える頃。それと同時に新緑もきれいな頃だ。
この時期、くじゅうへの登山客はものすごく多いので少々気後れしてしまうのだが、意を決して新緑とミヤマキリシマを求めてくじゅうの平治岳(1642.8m)へ。
今回は先々月くらいから良いペースで一緒に山に行っている母との山行だ。
[ルート]
吉部登山口先から入山 → 大船林道 → 大戸越 → 南峰 → 平治岳 → 坊がつる → 吉部登山口
吉部登山口の駐車場に車を泊め、吉部登山口を通り過ぎた先の鳴子川の橋を渡った右手から入山する。
ルートを変更して平治岳の北側から山頂を目指そうとしたが、途中からルートが見当たらず、元の大船林道に戻ってしまったのでそのまま林道終点まで歩き、当初の予定の西側から登ることにした。
往路・復路ともに数か所アップダウンはあるものの、それを除けば比較的平坦な歩きやすい道が続くコースだ。また、樹林帯では春は新緑、秋は紅葉が楽しめる。

車で吉部登山口の駐車場を目指す。
午前5時頃。トイレに寄るため、長者原に立ち寄った。駐車場には、すでにたくさんの車が停まっていた。明日はくじゅうの山開きだ。この時期のくじゅうは大変賑わう。
長者原からやまなみハイウェイを北上する。こちら方面を車で走るのは、だいぶ久しぶり。前方には薄っすら明るくなっていく空と、はっきりと浮かび上がる、由布岳のシルエット。
吉部へ向かう途中、幻想的な朝の風景に出くわしたので、車を停めて撮影。田んぼの広がる台地に、低く広がる白いもや。

吉部登山口の駐車場に車を停め、登山届のある登山口を通り過ぎた先の、鳴子川の橋を渡った右手から入山する。
早朝はひんやり。1枚上を着てもいいぐらい冷えたが、歩きはじめるとすぐに温かくなった。

薄暗かった樹林帯も時間と共に明るくなってゆき、新緑が輝き出す。まるで薄緑のフィルターをかけたみたいに辺りが緑がかる。
アップダウンもそんなになく、比較的平たんな登山道は歩きやすい。ほとんど人に会うこともなく、新緑を楽しみながらゆったり歩く。

樹林帯から大船林道に出る。途中から平治岳の北側からのルートで山頂を目指そうと変更する。
その道には、木々の間から降り注ぐ朝日のスポットライトが。当然、そのステージに立ってみた。
しばらく進むが、途中でルートが見当たらず、結局大船林道に戻ってきてしまったのでそのまま林道終点まで歩き、当初の予定通りに平治岳西側より山頂を目指す。

歩きやすい樹林帯を軽やかに進むと、坊がつるとの分岐に出る。大戸越へ進む。
楽だった今までの登山道から一変、ここから大戸越までは急登が続く。ここから登山客も増える。

周りの木々も低くなってくる。その木々の間からはとても眩しい空が見える。もう少しで開けた大戸越だ。
母にはなかなか辛い登りだが、慎重に一歩一歩進めていく。

急登を登りきって、青空が広がる大戸越に到着。左手には平治岳の南峰、右手には北大船山が迫る。
すでに大戸越はたくさんの人で賑わっている。
平治岳の南峰斜面には、緑のじゅうたんにミヤマキリシマのピンクが咲き誇る。どうやらまだつぼみも多く、満開とまではいかない。今年は少し遅いようだ。

ピンクのお花畑に包まれてみたいと思ったので、そうしてみる。満開だったら辺り一面、もっとすごいんだろうなー。

ミヤマキリシマ(深山霧島)。
火山活動の山に咲く高原の花。
火山活動が終息してしまうと、消えてしまう花。
火山活動と共に生きる花。

大戸越からまずは南峰を目指す。ここもなかなかの急登。そして道幅も狭い。これだけ狭いと離合するのは大変だが、登りと下りの道が分かれているのでだいぶ良い。
登りきったら南峰山頂。
ミヤマキリシマ群集の眼下には坊がつる、そして三俣山や硫黄山が広がる。

坊がつるには、色とりどりのテント。
前回、坊がつるを訪れたのは今年の野焼き前の寒い冬。一面の金色ススキから、一面緑の新緑へ衣替えの坊がつる。

南峰で賑わう人々。目の前には三俣山。
景色もすごいけど、たくさんの人の賑わいにも少々驚く。

人の多い中、なんとか場所を見つけて小休憩。
眼下の坊がつるや山々を見渡しながら。
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